あばら骨の開きが気になる方へ
2024/05/20
肋骨が開いていると姿勢が悪くなり、体重が落ちても体のラインがきれいにならないことがあるんです。
肋骨の開きをそのままにしておくと姿勢が歪み腰痛や肩こりなど体に不調をきたす可能性もあります。
くびれが浅かったり、アンダーバストが細くなっていない場合は肋骨が開いているか可能性があります!
お腹周囲が痩せにくいのはくびれができにくい寸胴体型であったり、アンダーバストが細くなりにくくバストアップが難しく感じている女性も肋骨が開いていることが関係しています。
肋骨の役割
体を支える
- 内臓を守る
- 横隔膜とつながり呼吸を行う
- 背骨や肩の動きを滑らかにする
- 血管、神経、リンパ管の経路
- 肋骨は役割が多く重要な体の部位で肋骨の形が歪んでしまうとその重要な役割にも影響が出てしまいます。
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肋骨の開きセルフチェック
- 鏡の前に肋骨が見える状態で立つ
- 紙やタオルなど90°の角があるものを用意する
- 左右の肋骨の間(胸骨下角)に当てる
- 90°の角に左右の肋骨沿っていれば正常
- 90°の角と肋骨に隙間があれば開いている
胸骨下角の特徴
- 左右の角度の合計が60~90°=正常範囲内
- 左右の角度の合計が90°以上=正常範囲外(リブフレア)
上記のように胸骨下角の合計が90°以上であれば肋骨が開いていることになります。
肋骨が開く原因
1.体が硬い
まず考えられるのは、運動不足やストレッチ不足などからおこる体の硬さが原因となる場合です。
肋骨は、呼吸をおこなうために必要な筋肉がたくさんついている場所です。
しかし、普段運動不足だからと言って呼吸筋が硬くなったり、縮んでしまうということは珍しいです。
影響として大きいのは、姿勢を保つ筋肉である
- 広背筋(こうはいきん)
- 前鋸筋(ぜんきょきん)
- 腹斜筋(ふくしゃきん)
などが硬くなって肋骨を開かせてしまうことが考えられます。
このような場合にはストレッチが有効的です。
2.筋力のバランスが悪い
筋力のバランスが悪いと体の前後だけではなく左右の歪みやねじれも生じてしまいます。
背骨が偏った場合、肋骨にも大きく影響するため結果的に肋骨が開いてしまいます。
肋骨は、猫背や肩が前に出てくるような姿勢で開いてしまうため、肩や頭が前に出ないようなお腹や背筋を鍛えておくことが大切です。
3.体が歪んでいる
- スマホを触るときにテーブルに同じ側の肘をついている
- いつも同じ足を組んでいる
- いい姿勢を意識しようと腰をやや反らしている
- 長時間デスクワークを行っている
上記の要素は全部肋骨を開かせるようなストレスのかかる動作です。
動作が習慣化されている場合は、しっかりとストレッチでケアすることが大切です。首が前に出やすかったり、背中が丸くなったりする動作は特に注意しましょう。
4.姿勢が悪い
肩掛けバッグや衣服がいつも片側だけ落ちてしまう場合は姿勢が歪んでいるかもしれません。
姿勢の歪みは、慢性的な習慣が起こることがほとんどなので、猫背や反り腰など過度の姿勢の歪みは、肋骨を開かせる原因となります。
5.自律神経が乱れている
自律神経の乱れも肋骨を開かせる原因となります。
- 交感神経…体をアクティブに働かせる神経
- 自律神経
- 副交感神経…体をリラックスさせる神経
上記2つの神経の働きが乱れると体に偏った緊張感が生まれてしまいます。
すると体が硬くなったり、呼吸が浅くなったりして肋骨が硬くなる原因となります。
自律神経の乱れのサイン
- 睡眠の質が落ちた
- 体に疲れが残りやすい
- 気が付くと肩に力が入っている
- 口呼吸が多い
- ストレスが溜まりやすい
肋骨の開きの対策
ストレッチ
1.キャットストレッチ
キャットストレッチは、猫のような姿勢で体を丸め、背中にある脊柱起立筋や広背筋を伸ばすストレッチです。
広背筋や脊柱起立筋がストレッチされることにより猫背改善にもつながります。
脊柱起立筋や広背筋が硬くなってしまうと腰痛にもなりやすく、胸が開くような姿勢になりやすいためしっかり伸ばしていきましょう。
開始姿勢:四つん這い
- 四つん這いで手と太ももは床に垂直になるようにする
- お腹をのぞくように背中を丸める
- 30秒間大きく呼吸を繰り返す
POINT:みぞおちを体の奥にしまうよう意識する
この運動はキャット&ドッグとも呼ばれ、背骨の柔軟性を上げるのにも効果的です。
2.わきの下のストレッチ
脇の下にある前鋸筋と呼ばれる筋肉を伸ばしていきます。
前鋸筋は腕を前に突き出すような筋肉で、硬くなると肋骨が開く原因を作ってしまいます。
開始姿勢:横向きで寝た姿勢
- 肘を立てるように床にまっすぐ伸ばす
- 下側の膝を曲げて、上側の足は伸ばす
- 体を少し持ち上げて上側の手を大きく上げていく
- 脇の下が伸びているのを感じながら30秒間キープ
POINT:下側のわきは縮めて上側のわきは伸ばす意識で行う
背中とわき腹を伸ばすストレッチ
背中にある広背筋と脇腹にある腹斜筋を伸ばすストレッチです。
肋骨の後面から側面が伸ばされることで肋骨を閉じる余裕を作っていきましょう。
開始姿勢:片方の足を開くように伸ばして座った姿勢
- 片方の足を外側に開く
- 足を開いた側の手で反対側のわき腹から骨盤を抑える
- 伸ばした足の方にゆっくりと上体を倒す
- 脇腹が伸びるのを感じながら30秒キープ
POINT:お尻が浮かないように骨盤をしっかりと押さえる
エクササイズ
※運動中に体に痛みやしびれなどの症状が出た場合は、運動を中止しましょう。
1.お腹引き締めエクササイズ
ピラティスの動きを使った体幹のエクササイズです。
腹斜筋を鍛えることにより肋骨を下方向に引き締めることができます。
開始姿勢:膝を立て座った姿勢
- 骨盤を立てて手を前ならえ
- 息を吸って背筋を伸ばし吐きながら上半身を後ろに引く
- 体を捻るように片方の手を横に開く
- 前に手を戻したら②の姿勢に戻り反対も行う
POINT:体制が崩れないように手を遠くに伸ばしましょう
2.エルボーサイドプランク
脇腹にある腹斜筋を活性化させるトレーニングです。横向きで行う運動なので集中的に引き締める効果が期待できます。
またきれいなウエストをつくるにも腹斜筋を引き締めるのは効果的です!
呼吸は先ほどと同じように、吐くときに膝を下ろす、上げるときに吸いましょう。
開始姿勢:横向きに寝た姿勢
- 方の下に肘がくるようにする
- 下のわき腹を引き上げる
- 息を吸った時にお尻を持ち上げる
- 再度吸う息に合わせて膝を開き吐く息で膝を閉じる
POINT:膝を開いたときに体が回らないように注意しましょう
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