便秘とお腹の脂肪

便秘と体重増加の関係（特にお腹周り）は深いつながりがあります。

 

食事や運動量が同じでも、体型に差が出るのは実は腸の働きが大きく関わっているのです。

便秘がなぜ体重増加につながるのか便秘が体重増加につながる主な理由は、腸内環境の悪化が原因です。

 

食べた物の栄養分は小腸で消化吸収され、残りカスは大腸で便として排出されます。

しかし、便秘により腸のぜん動運動が滞ると、栄養素の吸収が不十分になるばかりでなく、老廃物が腸内に滞留します。

 

老廃物が体内に蓄積されることで、吸収・代謝が乱れ、体重の増加につながる。

 

つまり腸内環境の悪化は、便秘や体重増加を引き起こします。

 

 

便秘が続くと、腸内の老廃物が蓄積し、腸内環境が悪化することで免疫力の低下や肌荒れ、冷え症などの原因にもなります。

 

 

便秘が続くと便は腸に何キロ溜まるの？

便秘が長期にわたると、腸内に便が溜まり続けることになります。

 

便は１日で150g〜300g程度生成されるとされています。

1週間便がでなければ、1kg〜2kgもの便が腸内に溜まっていると推察されます。

便秘による便の蓄積は、見過ごされがちですが、健康に与える影響は実は非常に大きいのです。

 

 

 

 

便秘を解消するための自宅で実践可能な方法5選

 

便秘は多くの人が経験する問題であり、その解消は日常生活の質の向上に直結します。

 

 

(1) 食物繊維を多く含む食事の摂取。

 

　　食物繊維は腸のぜん動運動を促進し、便の量を増やしてスムーズな排便を助けます。

　　また食物繊維が善玉菌のエサとなり、腸内の環境を改善してくれるのです。

　　食物繊維は、野菜や果物、全粒穀物、豆類などに豊富に含まれています。

 

　　例えば、朝食に雑穀米で作ったおにぎりなどを取り入れたり、昼食にサラダを追加したりすることで、日々の食事に食物繊維を簡単に取り入れることができます。

 

 

(2) 水分を十分摂る

 

　水分が不足すると便が硬くなり、便が腸を通過しにくくなります。

　一日に必要な水分量は成人であれば一日に約2Lの水分を摂取することが推奨されており、夏場でダイエット中であれば３L飲むことを目標にしましょう。

 

　特に食物繊維を多く摂取する際には、十分な水分摂取が重要です。

　水分が不足すると、食物繊維が腸内で十分に膨らまず、便秘を悪化させることも。

 

　水分摂取は、水や、スープなどを普段より多く摂るようにしたり　スイカやキュウリなどの果物や野菜から水分を摂るようにしましょう。

　水分摂取は、一日を通して均等に行うことが重要で、特に朝起きた直後や運動後の水分補給は効果的です。

　カフェインが多く含まれているコーヒーなどは利尿作用があるため、より多くの水分を排出することができるので水分代謝が良くなるのに加え、カフェインには脂肪を付きにくくする作用があります。

　カフェインが苦手な方は水や白湯、ハーブティーなど、体に優しいものを摂取するのがよいです。

　HERBSでは４５種類以上のハーブティーをお出ししております。

　ご希望のハーブがございましたら事前にお知らせ頂けると嬉しいです。

　また、炭酸水にすることによって腸の蠕動運動を促進して便秘の解消になるとされています。

　当店では重曹クエン酸ハーブティーもございます。

 

 

 

 

(3) 定期的な運動

 

　運動によって腸のぜん動運動が促進され、便の排出がスムーズになるので定期的な運動は大切です。

　ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動　や、ヨガやピラティスのようなストレッチを含む運動　は、

　腸の動きを良くし、便秘の改善に役立ちます。

 

　運動は、毎日続けることが重要です。

　例えば、毎日の通勤時に歩く距離を増やす、エレベーターではなく階段を使う、

　休憩時間に短い散歩をするなど、普段の行動に運動を少しプラスできるように心がけましょう。

　

　運動は血流を改善し、栄養素の消化吸収を促進する効果もあり、健康的な生活ん必須です。

 

 

 

 

(4) ストレス管理

 

　ストレスが高まると自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になり、腸の動きが鈍くなるため、便秘の原因になります。

　自律神経はご自身の意志ではコントロールできません。大腸を動かすのは副交感神経が優位なときなので、副交感神経も適度に刺激しないといけません。

　リラクゼーション技法（深呼吸やマッサージなど）、ジョギングやヨガをする、趣味の時間を持つ、十分な睡眠を取る、瞑想するなどにより、ストレスの管理をしましょう。

 

　　オススメ！　　息を4秒吸って8秒かけて吐き出す　深呼吸を日常的に行うことで副交感神経が優位になり、ストレスを軽減する効果がみられます。

 

 

 

 

(5) 腸内フローラを改善するプロバイオティクス

 

　腸内には100兆以上の細菌が住んでいて、それぞれグループを作って過ごしています。

　善玉菌が活性化すると、短鎖脂肪酸などが生み出され腸内を活発に動きます。

 

　大腸の動きの鈍さが、便秘に繋がってしまうので、腸内フローラを改善すると便秘解消につながるのです。

 

　「腸内に善玉菌を直接送り込んで善玉菌を増やす」という考え方をプロバイオティクスと言い、善玉菌が増えてくると悪玉菌が減ってくることが確認されています。

　ヨーグルト、キムチ、味噌、納豆などを日常的に摂取すると、腸内フローラを改善し、便秘の解消に役立ちます。

 

　悪玉菌も完全に悪者というわけでなく、お肉などに含まれるタンパク質を分解する役割を持っています。

　しかし、分解の過程でアンモニアやアミンなどの悪性物質や有害物質をつくりだしてしまい、病気のリスクとなる発がん物質をつくりだすおそれもあるのです。

　

　食物繊維を多く含む野菜や果物、きのこ類、海藻類は善玉菌のエサになります。

　食物繊維は、腸内で水分を吸収し、便の量を増やすことで腸を刺激し、ぜん動運動を促進するので便の排出がスムーズになります。

 

　食物繊維は「水溶性食物繊維」と「非水溶性食物繊維」に分類できます。

　水溶性食物繊維は便を柔らかくし、非水溶性食物繊維は便の量を増やす効果があるのです。

　食物繊維を多く含む食品には、野菜、果物、全粒穀物、豆類などがあります。

 

　　キャベツ、人参、リンゴ、オートミール、玄米、大豆製品、バナナ、ブロッコリーなどを日常的に摂取することで、便秘の予防と改善に役立ちます。

 

 

 

 

 

 

★ 便秘改善に役立つ献立

　

• 豆や野菜が入ったサラダ
• 緑黄色野菜をふんだんに取り入れたスムージー
• 玄米や雑穀米
• 豆腐や納豆などの伝統的な和食

これらの食品を組み合わせることで、食物繊維を効率的に摂取することができます。

発酵食品には善玉菌が豊富に含まれているのでお勧めです。

 

 

（６）体の冷え

　身体が冷えると蠕動運動が少なくなり、便秘になりやすいです。

　冬場はもちろん、夏場もエアコンで身体が冷えすぎないよう、肌の露出を減らしたり羽織を持ち歩き、手首、足首、首は出さないように工夫しましょう。

 

　基礎体温が低い方は当店のハーブ蒸しまたは遠赤外線ドームの施術をお勧めします。

　１回　３０分　2,500円、　６０分　3,000円です。

 

 

（７）腹直筋の衰え

　特に女性は身体的な特徴として男性より筋肉がつきにくく、筋肉量が少ないです。

　腹直筋という、お腹の大きな筋肉が衰えると、便をするときに踏ん張る力が弱くて排便がスムーズにいかないことがあります。

　そのため、男性より女性の方が便秘の方が多いです。

　腹筋運動をして腹直筋を鍛えましょう。

　運動嫌い、ヘルニアや腰痛で腹筋ができない方は当店の磁気痩身を利用して楽に筋肉をつけるのも良いでしょう。

 

便秘による体重増加を抑制するために

 

便秘は体内の不要物が蓄積してしまい起こる症状。

酷くなってしまうと体重増加だけでなく、健康上の不具合を引き起こしてしまいます。

 

腸活には良質な食物繊維と、善玉菌を摂取する、運動をするなどのホームケア。

磁気瘦身で筋肉をつける、ハーブ蒸しや遠赤外線ドームで身体を温める、スペシャルケア。

 

薬に頼るのもいいですが、まずは生活習慣を見直していきませんか。